つながり創出による高齢者の健康増進事業 ~CDC(調布・デジタル・長寿)運動

トピックス

CDC運動とは

調布スマートシティ協議会メンバーである、調布市、国立大学法人電気通信大学、アフラック生命保険株式会社による「つながり創出による高齢者の健康増進事業~CDC(調布・デジタル・長寿)運動 」(以下、「CDC運動」)の取り組みがスタートしました。なお、本事業は、東京都の「子供・長寿・居場所区市町村包括補助事業」に採択されたものです。

CDC運動は、高齢者のデジタルデバイド解消に取り組むとともに、リアルとオンラインを組み合わせた健康増進プログラム(運動、食事、認知に関する健康教室など)を通じて強いつながりを創ることにより、健康寿命の延伸につなげるとともに、主観的幸福度の向上を目指しています。

CDC運動の取り組みは、2022年8月10日に開催された東京都が都内自治体の優れたデジタル活用の取り組みを表彰する「Tokyo区市町村DX賞」表彰式において、「実装部門 市の部」で3位入賞いたしました。

つながり創出による高齢者の健康増進プロジェクト調布モデル

2022年1月より具体的な施策として、調布市内の以下の地域・対象者をCDC運動のモデル地区・対象者として選定し、健康増進に関する様々な取組みを開始しています。

対象モデル地区

  • 調布市深大寺北町1~7丁目
  • 調布市深大寺東町5~8丁目
  • 調布市染地3丁目

対象者

  • 65~84歳
    ※2021年10月時点の年齢
    ※運動や体操を実施するため、健康面や安全性を考慮し、要支援・要介護の認定を受けている方のご参加は、個別にご相談させていただきます

東京都からの補助期間

  • 2024年3月末まで

これまでの取り組み実績

ご回答いただいたアンケート調査の集計結果については、後日当HP等で公開いたします。

実施時期

  • 2022年1月5日~2月4日

対象モデル地区

  • 調布市深大寺北町1~7丁目
  • 調布市深大寺東町5~8丁目
  • 調布市染地3丁目

対象者・人数

  • 65~84歳の自立高齢者約3,742名

主な調査項目

  • 主観的幸福度
  • 健康状態
  • 生活習慣
  • 身体活動
  • 身体機能
  • 情報通信機器の利用

など

回答率

  • 66.7%(2,497名の回答)

らくらくデジタル健康づくりとは、お貸出しするタブレット端末を使用して、ご自宅でインストラクターと一緒に体操したり、参加者の皆さんと交流していただく、無料のプログラムです。

デジタル機器の操作について、事前に操作説明を丁寧に行いますので、自信がない方でも安心して使っていただくことができます。

らくらくデジタル健康づくりについては、今後も定期的に開催する予定です。参加方法につきましては別途ご案内いたします。
※健康状態によっては、かかりつけ医に確認をしていただく場合や、 参加をお断わりさせていただく場合がございますのでご了承ください

対象者

  • 調布市内にお住いで65歳以上の参加希望者

開催実績と参加人数

  • 2022年2月17日-2022年3月24日
    第一回オンライン健康教室
    参加者8名(男性1名・女性7名)※新型コロナウィルス感染症対策で縮小開催
  • 2022年5月26日-2022年6月30日
    第二回らくらくデジタル健康づくり(オンライン健康教室 改め)
    参加者34名(男性11名・女性23名)
  • 2022年8月31日-2022年10月6日
    第三回らくらくデジタル健康づくり
    参加者26名(男性10名・女性16名)
  • 2022年11月2日-2022年12月15日予定
    第四回らくらくデジタル健康づくり
健康状態の測定(写真は野菜摂取量の測定)
健康状態の測定(写真は野菜摂取量の測定)
健康教室の中で行う、写真共有ゲームの様子
健康教室の中で行う、写真共有ゲームの様子
プロのインストラクター(写真左上)による運動指導
プロのインストラクター(写真左上)による運動指導

オンライン健康教室紹介動画(調布市公式YouTube調布市動画ライブラリ)

ロングバージョン(3分20秒)
ショートバージョン(1分25秒)

CDC(調布・デジタル・長寿)運動では、新型コロナウイルスの流行や体調・ケガ等により外出が難しくなった高齢者の方が、自宅にいてもつながりを創出できるようにするため、デジタルデバイド解消も活動の目的の一つとしています。CDCではスマホ教室を開催し、のべ131名の方にご参加いただきました。参加者は染地地区・深大寺地区にお住いの65歳以上の方で、半数以上が75歳以上の後期高齢者の方でしたが、多くの方から「満足だった」、「周りの人にもおすすめしたい」という評価をいただきました。

スマホ教室の様子
スマホ教室の様子

実施概要

  • 入門編
    電源を入れる、電話をかけるといったスマホの使い方が全然分からない方向け
  • 初級編
    写真を撮りLINEで共有できるようになることを目標とした、電話/カメラしか使ったことがない方向け

開催実績・参加人数

  • 2022年5月10日 午前/午後開催
    入門編 15名参加
  • 2022年5月11日 午前/午後
    入門編 17名参加
  • 2022年5月17日 午前/午後
    初級編 18名参加
  • 2022年5月18日 午後
    初級編 10名参加
  • 2022年5月20日 午後
    初級編 8名参加
  • 2022年7月27日 午後
    初級編 5名参加
  • 2022年8月1日 午後
    入門編 6名参加
  • 2022年8月3日 午前/午後
    初級編 24名参加
  • 2022年8月5日 午前/午後
    初級編 28名参加

関連トピックス

実施概要

  • みんなで取り組む健康づくり・つながりづくり”について、意見交換を行いました。中学生から高齢者まで多世代が参加し、交流を深めました。

深大寺会場詳細

場所
  • 神代植物公園内会議室
日時
  • 2022年6月19日
  • 2022年7月3日
対象者・人数
  • 調布市深大寺地区近郊にお住いの、多世代の方約20名

染地会場詳細

場所
  • アフラックスクエアビル
日時
  • 2022年9月11日
  • 2022年10月2日
対象者・人数
  • 調布市染地地区近郊にお住いの、多世代の方約20名
ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの意見交換内容をグラレコ(グラフィックレコード)で可視化
ワークショップの意見交換内容をグラレコ(グラフィックレコード)で可視化

関連トピックス

デジタルリビングラボでは、デジタル健康機器を用いた測定、スマホ/タブレットに関する簡単な相談、その他、各種イベントなどが出来ます。

深大寺デジタルリビングラボ

深大寺デジタルリビングラボ
開設日
  • 2022年7月13日
営業日
  • 毎週水・金・日 ※日曜は不定期オープン
  • 10時~16時
所在地

染地デジタルリビングラボ

染地デジタルリビングラボ
開設日
  • 2022年10月25日
営業日
  • 毎週火・金・土
  • 10時~16時
所在地

デジタル健康機器を用いた測定例

指を挟むだけで野菜の摂取量を測定できる機器
指を挟むだけで野菜の摂取量を測定できる機器 ベジメータ® の体験

(出典)ベジメータ®

ストレス抵抗力が測定できる機器
ストレス抵抗力が測定できる機器 パルスアナライザープラスビュー の体験

(出典)パルスアナライザープラスビュー < RW > TAS9VIEW

関連トピックス

今後の予定

今後も、自治体(調布市、東京都など)、大学(国立大学法人電気通信大学など)、民間企業(アフラック生命保険株式会社など)が、地域の皆さまと一緒に地域づくり・まちづくりに取り組んでいきます。

以下の取組みを検討・実施予定です。

らくらくデジタル健康づくり開催

引き続き、定期的にらくらくデジタル健康づくり(オンライン健康教室)を開催する予定です。コロナの感染状況により外出が難しい場合においても、ご自宅で皆さんと一緒に体操することができます。

深大寺・染地デジタルリビングラボでの各種イベント(スマホ相談会、絵本ライブ、折紙ワークショップ等)

設置した2拠点を活用して、地域の皆さまの健康づくり、つながりづくりができる居場所となるよう様々なイベントを開催しつつ、地域の皆さまと一緒に素敵な居場所を作り上げていきます。

ワークショップで出た意見の実現に向けた検討

地域の皆様と一緒に実現に向けて具体的な検討・支援を行っていきます。

新たな運動・認知力向上プログラムの推進

新たな運動、食事や認知に関する健康教室の開催も検討しています。

過去のトピックス

Q&A

誰が主体で対応しているのか?
調布スマートシティ協議会メンバーである、調布市、国立大学法人電気通信大学、アフラック生命保険株式会社が主体で対応しています。その他、調布市社会福祉協議会、東京都健康長寿医療センター、東京都立大学、昭和女子大学、駒沢女子大学、早稲田大学、慶應義塾大学、大阪経済大学の専門家が内容について検討・支援しています。
オンライン健康教室は安全なのか?体力に自信がない。
健康面については、専門家が監修した内容で実施します。また、万一のことを想定し、オンライン健康教室実施時間中は看護師が様子を観察し、参加者の体調をチェックします。また、事務局が待機し、事前に準備した緊急連絡先へすぐに連携できるよう配置する予定です。 なお、健康状態によっては、かかりつけ医に確認をしていただく場合や、 参加をお断わりさせていただく場合があります。
オンライン健康教室はお金がかかるのか?
基本的には全て無料で参加することができます。例えば、タブレット端末の貸し出しや通信費などは無料になります。
オンライン健康教室はどのくらいの期間実施するのか?
毎週1回、合計6回(6週間)開催する予定です。健康教室前後に事前・事後の説明や健康数値の測定を実施します。なお、6回終了後に続けて参加したい方向けに、継続教室を開催する予定です。
CDC運動は2024年3月までで終了するのか?
東京都からの補助期間は2024年3月までですが、その後も活動は継続する予定です。その内容を踏まえ、調布市のその他地域への展開を検討する予定です。

TOP